研究成果報告

研究成果報告 ―随時発行―

各プロジェクトが『教化研究』や『宗報』等に投稿した研究成果を一冊にまとめて報告書として刊行したもの。

善導『観経疏』現代語訳(2024年発行)

これまで『観経疏』の現代語訳は、既に著名な先学によっていくつか刊行されているが、いずれも抄訳、あるいは逐語的な翻訳となっており、全文の現代語訳はこれまでに発行されなかった。これは『観経疏』そのものが『観経』の注釈であると同時に、善導大師ご自身の詳細な解説でもあることから、とても読みにくく、また現代語訳にしにくい性格でもあったことに起因するものかと思われる。このような善導大師の主著ともいうべき『観経疏』を浄土宗総合研究所の研究プロジェクト「教化研究Ⅰ」において、2017年度から2023年度の八年間という時間をかけ現代語訳を実施した。

 

令和5年12月08日

浄土宗総合研究所・教化研究I

A4判 370ページ 

善導『観経疏』現代語訳.pdf
PDFファイル 【3.8 MB】
『観経疏』.pdf
PDFファイル 3.6 MB

■善導『観経疏』現代語訳

 ・観経玄義分第一(2頁)

 ・観経序分義巻第二(60頁)

 ・観経正宗分定善義巻第三(146頁)

 ・観経正宗分散善義巻第四(278頁)


慈悲つむぎ法要・セミナー実践マニュアル(2022年発行)

次世代を担う檀信徒への信仰継承のため、慈悲つむぎ法要(体験的理解)と慈悲つむぎセミナー(知的理解)を提案し、その具体的実践方法を紹介したもの。阿弥陀仏、法然上人から慈悲の心を受け止め、浄土宗檀信徒の生きる心構えとして大切にし、他者に対して慈悲の心を向けてもらう。ひいては社会全体に慈悲の心がひろがってゆくことを「慈悲つむぎ」という言葉として表現した。

 

令和4年3月31日

浄土宗総合研究所・次世代継承に関する研究班編

A4判 12ページ 無料配布(ただし数に限りがあります)

■マニュアル本体

 

■慈悲つむぎ法要・セミナー紹介動画(Youtube)

 

■慈悲つむぎ法要・セミナー講義動画(Youtube)

 

■セミナー檀信徒向け配布レジュメ

 

■慈悲つむぎ法要 関係資料(’差定、表白、式次第)

 

■十夜法要併修慈悲つむぎ法要 関係資料(差定、表白、式次第)


子どもの成長儀礼 実践マニュアル(2018年発行)

成長儀礼として「七五三」、および浄土宗総合研究所が新たに提案しする、法然上人のご生涯に因んだ学業成就の法要「智慧結び法要」を取りあげ、これらの具体的実践方法を紹介したもの。子どもの成長儀礼をお寺で行うことは、祖父母・親・子どもの三世代、さらには両家族にわたって寺院に来る機会となり、次世代に信仰を継承する一つの契機になりうる。

 

平成30年3月31日

浄土宗総合研究所・次世代継承に関する研究班編

A4判 16ページ 無料配布(ただし数に限りがあります)

■マニュアル本体

 

■七五三、智慧結び法要の紹介動画(Youtube)

 

■慶事の飾り(洒水器、水瓶、散杖)の作り方動画(Youtube)

 

■七五三 ダウンロード資料 

 

■智慧結び法要 ダウンロード資料

 

■マニュアル製作の背景(参考文献など)


研究成果報告書④『過疎地域における寺院に関する研究』(2016年発行)

過疎問題は政治・経済・地方行政の領域で日本社会の喫緊の課題であり、われわれ伝統仏教寺院にとっても、その存続をかけた深刻な問題となっている。浄土宗総合研究所では、平成二〇(二〇〇八)年度から過疎地域寺院の研究を開始し、実地調査は平成二七(二〇一五)年三月まで継続した。本書はこの間に行われた研究活動(現地調査、アンケート調査)を振り返り、新たに分析や解説を付け加えたものである。

 

平成28年3月31日

浄土宗総合研究所・過疎地域における寺院に関する研究班編

 

B5判 358ページ 無料配布(ただし数に限りがあります)

過疎地域における寺院に関する研究.pdf
PDFファイル 【14.3 MB】
過疎地域における寺院に関する研究.pdf
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■分析編

第1章 「過疎」について 

 1―1.「過疎」とは何か?

 1―2.過疎と日本の将来

 1―3.「過疎」が及ぼす寺院への影響

第2章 浄土宗寺院と「過疎」―アンケート調査の分析より― 

 2―1.過疎地域における浄土宗寺院の基礎的情報 

 2―2.アンケート調査の概要

 2―3.経済的問題に関する考察

 2―4.寺院の今後に関して

 2―5.過疎地域における兼務寺院の状況について

 2―6.まとめ

第3章 聞き取り調査から見えた過疎の状況 

 3―1.寺院に対する影響 

 3―2.地域状況・寺院状況の変化に関わる諸要因―地域産業の変化、歴史的要因―

第4章 将来に向けて 

 1.各寺院の将来に向けて

 2.教団の将来に向けて 

■資料編

第1章 聞き取り調査報告

 1.和歌山教区野上組・有田組・日高組

 2.山梨教区と千葉教区

 3.新潟教区佐渡組

 4.石見教区と南海教区

 5.熊本教区第二組・第三組

 6.北海道第一教区・第二教区

第2章 アンケート調査

 1.正住職寺院へのアンケート一次集計報告

 2.兼務寺院へのアンケート一次集計報告

第3章 平成二五年度公開シンポジウム 山下祐介先生講演録 

   「限界集落問題の行方と課題―地域社会・文化の世代間継承を考える―」 


◆研究成果報告書③『現代葬祭仏教の総合的研究』(2012年発行)

現代葬祭仏教研究班による10年間の研究成果を研究成果報告書として刊行した。この一冊に、お葬式に関する檀信徒の意識、お葬式の実態とその意義がわかかりやすく説かれている。寺院に一冊、必携の書。

 

平成24年3月31日発行

浄土宗総合研究所・現代葬祭仏教研究班編

 

B5判 255ページ 無料配布(ただし数に限りがあります)

現代葬祭仏教の総合的研究.pdf
PDFファイル 【91.7 MB】
現代葬祭仏教の総合的研究.pdf
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『浄土宗仏教福祉施設総覧』(2008年発行)

浄土宗総合研究所の「仏教福祉に関する共同研究」において企画され、その後、「仏教福祉研究班」に引き継がれて、編集・刊行がなされた。当初は浄土宗における大正中期から昭和初期(戦前)を中心とした歴史的資料の集成として立案であったが、幾多の研究・検討をへた結果、伝統と遺子を継承された現在の諸福祉施設(法人)の概要(歴史と現状)を報告するものになった。

 

平成20年3月25日発行

浄土宗総合研究所・仏教福祉研究班編

 

A4版 87ページ 無料配布(ただし数に限りがあります)

浄土宗社会福祉施設総覧 戦前期設立施設法人編.pdf
PDFファイル 【26.6 MB】
浄土宗社会福祉施設総覧 戦前期設立施設法人編.pdf
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研究成果報告書②『浄土宗日常勤行式の総合的研究』(1999年発行)

現在の浄土宗で行われる「日常勤行式」のもととなった『蓮門六時勤行式』の制定を研究の中核として、第一篇では勤行式に列記される偈文や礼讃などの典拠を調査し、現代語訳をほどこした。第二遍では法然上人や良忠上人の時代の勤行から、明治・大正・昭和にいたるまでの「日常勤行式」の源流と展開について明らかにしている。

 

平成11年3月31日発行

B5判 255ページ 無料配布(欠号中)

浄土宗日常勤行式の総合的研究.pdf
PDFファイル 【61.6 MB】
浄土宗日常勤行式の総合的研究.pdf
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研究成果報告書①『現代における法然浄土教思想信仰の解明』(2000年発行)

阿弥陀仏信仰を論ずるには、阿弥陀仏信仰に生きた人の言行を資料とし、それに基づくべきであるとの視点から、法然上人の浄土教思想信仰を解明を目的として、第1章では中国浄土五祖の信仰論を解明し、第2章ではとくにインド・チベットにおける浄土教、阿弥陀仏そのものへの信仰の動向に関連する問題を取り上げて研究を行っている。

 

平成12年11月30日発行

B5判 234ページ 無料配布(欠号中)

現代における法然浄土教思想信仰の解明.pdf
PDFファイル 【64.3 MB】
現代における法然浄土教思想信仰の解明.pdf
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『現代と念仏―「選択本願念仏集」奉戴八百年記念―』(1999年発行)

法然上人が『選択集』を撰述されて八百年にあたる記念行事として、第一編は念仏の実践的研究として念仏の諸相・声明現象学・修行の心理・念仏と健康・実践の哲学・別事念仏会に関する各論文をおさめ、第二編は『選択集』にもとづく教化の方法として、『選択集』各章段の内容を核とした法話および解説が行われている。

平成11年11月10日発行

 

A5版 444ページ 無料配布(ただし数に限りがあります)

現代と念仏.pdf
PDFファイル 75.4 MB
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序文ー法然の問いかけー

発刊のことば

第一編 念仏実践の総合研究

  第一部 研究論文

   一、念仏と生活

   二、念仏専修の現益

   三、称名念仏の宗教学

   四、念仏と健康「正しい呼吸法」

          「念仏の活性化」

   五、念仏の諸相

  第二部 報告

   一、「念仏の活性化」

   二、大別時念仏会

第二編 『選択集』にもとづく教化の研究

 法話序説ー念仏為先ー

 第一章 聖道浄土二門 陸路か水路か

 第二章(一) 正行と雑行 正行(日常行業)を修すべし

 第二章(二) 正定の業 念仏こそ誰もが救われる究極の道

 第三章(一) 本願成就 法然上人の「声の宗教」

 第三章(二) 劣難易念 念仏は誰でも・どこでも・いつでも

 第四章(一) 三輩念仏 諸行と念仏

 第四章(二) 助業 衣食住を念仏の光の下に

 第五章 念仏利益 お念仏の利益

 第六章 念仏特留 念仏不滅

 第七章 仏光唯照念仏者 光明余行の者を照さずたぎ念仏の行者を摂取したまう

 第八章 三心(一)至誠心 まことの心

       (二)深心 まず自己を見つめる

       (三)廻向発願心 ただ念仏して浄土に往生するのみ

       (四)三心総論 三心はお念仏のなかにこもる

第九章 四種行法念仏行者のあり方

第十章 念仏讃歎病のなかの支え

第十一章 唯讃念仏 現当二世の救い

第十二章 付属仏名 念仏の尊さと仏のこころ

第十三章 念仏多善根 名を呼ぶことは何にも勝る

第十四章 唯証誠念仏 無量の仏に励まされ

第十五章 諸仏護念 お念仏の現世利益

第十六章(一) 偏依善導 偏に法然上人に依ってこそ

    (二) 選択と偏依 衆生の側の選択

第一章~第十六章 各章段法話の解説

あとがき

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