公開シンポジウム:令和5年度(京都分室)

【令和5年度】浄土宗総合研究所(京都分室)シンポジウム往生をいかに伝えるか 〜多様化する現代人の死生観をみつめて〜

浄土宗の死生観は、死後の極楽往生を抜きにしては語れません。しかし、現代人の中に、死後、極楽浄土に往生するとイメージしている人が、どれだけいるでしょうか。

 

一般の人々が求める故人のあり方と、極楽往生の教えの間には、「ずれ」があるように思われます。例えば、先立った故人が自分から離れずに近くにいてほしいという現代人の思いと、西方十万億土の彼方にある極楽浄土へ往生する教えとの間には、大きな「ずれ」があります。

 

本シンポジウムでは、その「ずれ」に注目し、開宗850年を迎える今、浄土宗僧侶に求められる教化姿勢について、皆様と共に考える機会にしたいと思います。

 

◇日時:令和5年12月4日(月)12:30~16:30(受付12:30~)

◇場所:

[対面]浄土宗教化研修会館(源光院)1階講堂

[オンライン]ZOOM…事前申込みの方にご案内をE-mailでお送りいたします。

 

◇登壇者と発題テーマ:

【パネリスト】

「浄土宗の死生観について-浄土宗学の立場から」

安達俊英師(圓通寺住職・総本山知恩院浄土宗学研究所嘱託研究員)

 

「臨床の現場における死生観について-援助者の立場から」

大河内大博師(願生寺住職・臨床仏教研究所特任研究員)

 

「魂をめぐる死生観について-ジャー ナリストの立場から」

鵜飼秀徳師(正覚寺住職・ジャーナリスト)

 

「自身の死生観について-我が子を失った遺族の立場から」

本郷由美子氏(下町グリーフサポート響和国「ひこばえ」代表)

 

「現代人の死生観について-宗教学の立場から」

島薗進氏(宗教学者・東京大学名誉教授)

 

【コーディネーター】

井野周隆(浄土宗総合研究所研究員)

 

◇参加対象:浄土宗関係者(僧侶・寺族)

 

◇申込方法:申し込みフォーム(←こちらをクリック)からお申し込み下さい。 

 

◇申込期限:令和5年11月27日(月)

 

◇問い合わせ先:

浄土宗総合研究所分室(京都)

〒605-0062 京都市東山区林下町416 浄土宗教化研修会館内

電話: 075-744-0841

問い合わせメールアドレス:sympo2023kyoto@jsri.jp